4日、日本銀行から発表になったマネタリーベース
マネタリーベースは「日本銀行券発行高」、「貨幣流通高」、「日銀当座預金」を合わせたものです。
家計と直接関係ないのですが、
当事務所ホームページには指標の一つとして載せています。
およそ205兆円で、前年同月比で55%増、前月より約4兆円の増加です。
長らくデフレが続いた日本、現在、日本銀行が国債を購入してお金を市場に出回らせる行為はデフレ対策ということなのですが、家計にお金が回っている訳ではありません。
日本国債は個人向け国債なら個人で購入できますが、他の多くのものは入札を経て金融機関等の機関投資家へ売却されます。
日本銀行が主に買い入れている国債は従来機関投資家が保有した新発債です。
デフレになっているのは私達の生活で、日本銀行の国債購入でお金が出て行く先は国債発行元の政府、国から一般会計向けに使われるのは社会保障費、公共事業。
駆け込み需要で消費好調と今まで報道されてきましたが、我が家の家計にお金が流れて来ているでしょうか?