[東京 19日 ロイター]
日銀が19日公表した2012年1─3月期資金循環統計によると、3月末の国債発行残高は前年度比4.9%増の919兆円と過去最高を更新した。うち海外部門による保有残高は同23%増の76兆円となり、国債残高に占める構成比は8.3%で年度末ベースで過去最高となった。
(中略)
家計の金融資産は前年度比0.7%増の1513兆円と3年連続で増加。うち現金・預金が前年度比2.3%増の835兆円と6年連続で増加した。預金の内訳は、流動性預金が4.9%増の310兆円、定期預金は0.6%増の464兆円となっており、低金利などを背景に流動性預金が大きく伸びた。家計の外貨建て資産は38.6兆円で家計の金融資産総額に占める比率は2.5%と、過去3年間横ばい圏内にある。
このように家計の資産は前年度と比べてちょっぴり現金・預金が増えましたが流動性資金、つまりすぐに引き出せる預金に預けているだけで殆んど動いていません。
景気が良くなるには現金・預金が動いてもらわなくては困るというのが国側の意向ですが、その意向とは裏腹に家計レベルでは将来不安が増していて、「貯蓄しなければ」という状態をこの記事のデータは語っているものと私は考えています。
デフレによる企業の人件費カットで給料が減れば、家計でその分カバーする必要が出てくるのは当然のことですが、そんな家計に追い打ちをかけるように毎年何かの値段や料金が上がれば、家計の生活防衛のためにさらに貯める行為に出るのは必然となるでしょう。
いつまでも続く悪循環、上手く行かない時に何をすればよいのでしょうか?
家計改善に向けた行動を起こす時には使えるお金を増やす工夫が必要となります。
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